OMAのCEOであるCharmaine Moldrich氏は、「OOH業界は、OOH広告の取引と測定を容易にするため計測ツールMOVE 2.0に1,500万ドルを投資し、より詳細な測定データを2024年より提供します。今年はプログラマティックと自動化にも取り組み、業界インプレッションマルチプライヤーのリリースから始めます。これにより、デジタルOOHを活かしてプログラマティック取引が容易になります」と述べています。
OOH業界は新しい測定プラットフォームMOVE 2.0の導入、プログラマティック取引の成長に伴い、今後4年間で年平均成長率が9%と予測しています。
この研究では、日用消費財以外のブランドがoOh! motionを使用したキャンペーン効果を追跡し、平均的な購買者数の増加は187%であり、一般的なカテゴリよりも16倍も大きかったことがわかりました。さらに、フルモーションのクリエイティブを使用するブランドは、新規顧客が66%増加しました。これは一般的なカテゴリの3倍の成果です。
oOh!の最高コンテンツ・マーケティング・クリエイティブオフィサーであるNeil Ackland氏は、「フルモーションビデオは、視聴者の注意を効果的かつ効率的に引きつけ、ほとんどの広告主はソーシャルメディアやテレビ、オンライン向けにビデオコンテンツを作成していますが、広告主のうち半数以下しかこの機能をデジタルOOHに十分に活用していません。」と述べています。
日本でもOOH市場は成長していますが、オーストラリアほどではありません。日本においてOOHメディア売上は2022年で前年比2.4%増加にとどまっています。また、デジタルOOHのシェアも16.2%と、オーストラリアの64.1%に比べて低い水準です。
日本でもデジタルOOHの動画広告は費用対効果が高いことが期待できます。今後、日本でもデジタルサイネージ広告の成長が期待されます。