Googleのデジタルキャンペーン管理プラットフォーム「Display & Video 360」に、8月25日、デジタルOOHのコンポーネントが正式に追加されました。
ADWEEKに掲載されていた記事、Googleのブログによると、
マーケティング担当者は、Display & Video 360でClear Channel、Intersection、JCDecaux、Lamarなど世界大手OOHメディアオーナーの在庫をプログラマティックで取引ができるようです。
(Asos/Google)
日本でのインパクトはまだまだ小さいですが、広告主は、OOH広告を他のデジタルチャネルと組み合わせて戦略から計画・実行、レポート、最適化まで、すべてを一箇所で行うことができそうです。
プログラマティック保証型取引と優先取引が出来るデジタルOOHをプログラマティックDOOHと呼称されますが、アナログOOHやクラシックOOHと言われる従来のOOH、デジタルサイネージに広告配信するデジタルOOH、そしてプログラマティックDOOHの特徴を列記してみたいと思います。
OOH:Classic Out-of-Home- マスに対してリーチするメディアであり、ロケーションに基づいてターゲティングすることが可能
- クリエイティブは主に印刷物が掲載され、特殊な印刷技術やアセットの利活用などができる
- 期間指定での買付けが標準、指定した期間で掲出されるが長期掲出も多い
- クリエイティブの印刷と掲出には少なくとも1週間のリードタイムが必要
- 掲出報告として実際に掲載されている写真が広告主に提供される
- OOH同様、マスに対してリーチするメディアであり、ロケーションに基づいてターゲティングすることが可能
クリエイティブはデジタル動画・静止画のため、柔軟に変更可能 - 期間指定での買付けが標準
- キャンペーン開始までのリードタイムは短い
- 掲出報告として実際に掲載されている写真と放映回数が広告主に提供される
- マスリーチから詳細のターゲティングまで、キャンペーンの目的に沿ったオーディエンスへ柔軟に配信する機敏性を持つ
- 広告はパーソナライズされず、個人識別情報やユーザーの位置情報は使用されない
- キャンペーン期間を通して柔軟にクリエイティブの変更や活用が可能
- 最小限のimpベースで買付け可能であり、コスト効率が高い
- 任意の期間でキャンペーンを実施できるため、柔軟性が高い
- 配信結果に基づくimpやリーチなど詳細なレポートが可能
個人情報保護法に準拠し「OOH広告を見た可能性のある人数を推計」可能なプログラマティックDOOHをマーケティングチャネルの1つとして検討してみてはいかがでしょうか。
大阪メトロアドエラでは、運用型デジタルサイネージ広告であるプログラマティックDOOHの資料を公開していますので、こちらからご覧ください。