ニュートラムとは?大阪メトロの特徴的な路線
以下ではニュートラムと主な停車駅について解説します。
- ニュートラムとは
- 主な停車駅について
ニュートラムとは
ニュートラムとは大阪メトロの鉄道路線の一つで「南港ポートタウン線」の別称です。Osaka Metroが運営しており、地下鉄とバスの中間程度の輸送力があります。
2025年現在では4両編成で運行されています。
専用の走行路を走るいわゆる「新交通システム」に分類され、東京都の同新交通システムである「ゆりかもめ」と外観が似ています。
ニュートラムは自動運転
ニュートラムは自動運転で運行されています。「自動列車運転装置 (ATO)」及び「自動列車制御装置 (ATC)」によって自動制御され、運輸指令所によって運行管理が行われています。
案内放送や車庫の出入りなどもすべてコンピューターによって自動制御されているので、乗務員を添乗させる必要がなくなりました。
ですが1981年の開業当時は、消費者の無人運転システムへの理解と信頼性が低く、しばらくの間乗務員を添乗させていた経緯もあります。
主な停車駅について
ニュートラムは、コスモスクエア駅から住之江公園駅までの路線距離7.9km、海沿い埋め立て地10駅を結ぶ路線です。以下が主な停車駅と駅の特徴です。
駅名 |
駅番号 |
駅間(km) |
基本情報 |
コスモスクエア駅 |
P09 |
- |
2023年11月時点の1日の乗降人員はおよそ23,700人超で、住之江区内の鉄道駅では住之江公園駅に次いで第2位という比較的大きい駅です。 駅周辺には大阪府咲洲庁舎や大阪出入国在留管理局、森ノ宮医療大学などがあります。 |
トレードセンター前駅 |
P10 |
0.6 |
ホームが2階にあり改札やコンコースが3階という橋上駅舎のつくりになっている駅です。 2023年駅の1日の乗降人員はおよそ11,800人超で、コスモスクエア駅の半分となっています。 駅周辺にはアジア太平洋トレードセンター(ATC)(駅直結)やインテックス大阪、ミズノ大阪本社などがあります。 |
中ふ頭駅 |
P11 |
0.7 |
中ふ頭駅は車両基地があり、当駅発着列車が設定されている駅です。 2023年駅の1日の乗降人員は3,900人超で比較的利用者数は少ない駅となっています。 駅周辺にはグランドプリンスホテル大阪ベイや桜島神社、大阪市高速電気軌道南港検車場などがあります。 |
ポートタウン西駅 |
P12 |
0.7 |
駅周辺には公営・公社の集合住宅が多く、小学校や中学校なども複数あります。 また、大阪ポートタウン西駅前郵便局や南港地区公園などもあり比較的賑わっている地域です。 2023年駅の1日の乗降人員は8,600人超で、中ふ頭駅よりもかなり多くなっています。 |
ポートタウン東駅 |
P13 |
0.5 |
2023年駅の1日の乗降人員は12,300人超でニュートラムの途中駅としてはもっとも多い乗降人員となっています。 駅北側には南港ポートタウンショッピングセンター・カリヨンプラザがあり、その西隣に郵便局という利便性の高い地域です。 また、慈心会咲洲病院や相愛大学もあり人の往来が活発な駅となっています。 |
フェリーターミナル駅 |
P14 |
1.5 |
大阪南港フェリーターミナルの東側にある駅で、駅の上には阪神高速4号湾岸線が通っています。 駅周辺には大阪南港フェリーターミナルがあり駅とは歩道橋でつながっています。 2023年駅の1日の乗降人員はおよそ3,600人超で、大阪メトロ全駅中もっとも少ない乗降人員数となっています。 |
南港東駅 |
P15 |
0.8 |
駅周辺は主に工業地域となっており、特に駅の北側は工業専用地域で一般の人は住むことができません。 2023年駅の1日の乗降人員はおよそ3,800人超でフェリーターミナル駅に次いで少ない乗降人員数となっています。 |
南港口駅 |
P16 |
0.6 |
駅周辺には公団南港前団地や大阪府立港南造形高等学校などがありますが、乗降人員数はそれほど多くなく、2023年駅の1日の乗降人員はおよそ4,000人超となっています。 駅名から大阪南港フェリー乗り場の最寄り駅と間違えられることが多い駅とのことで、こういった乗降者数を差し引くと実際はもっと少ない乗降人員になると推察できます。 |
平林駅 |
P17 |
1.3 |
南港東駅同様に駅北側は工業専用地域となっており一般の人は居住できません。 それ以外の地域でも準工業地域となっており、工場やオフィスビル、商業施設等が混在しています。 2023年駅の1日の乗降人員数はおよそ4,300人超となっており、乗降人員の少ない駅となっています。 |
住之江公園駅 |
P18 |
1.2 |
2023年駅の1日の乗降人員数はおよそ27,700人超となっており、コスモスクエア駅より多い乗降人員数となっています。 駅周辺には住之江競艇場があり競艇開催日には駅構内が大変混雑します。 その他にも大阪護國神社や大阪市立住之江図書館、各種商業施設等多数あります。 |
大阪メトロニュートラムの車両内広告の種類
大阪メトロニュートラムの車両内広告の種類には以下があります。
- ニュートラムビジョン
- ポスター広告
- ステッカー広告
ニュートラムビジョン
ニュートラムビジョンは車内ビジョンへ掲出できるプランです。いわゆる車内デジタルサイネージのことで各車両の連結部分に設置されています。放映開始日は毎月1日スタート、入稿期限は放映開始日の
静止画仕様
静止画仕様は以下となります。
ニュートラムビジョン静止画仕様 |
|
ファイル形式 |
JPEG形式 |
色数 |
24ビットフルカラー(16,777,216色) |
解像度 |
1,280×1,024ピクセル |
入稿方法 |
データ入稿 |
動画仕様
動画仕様は以下となります。
ニュートラムビジョン動画仕様 |
|
フォーマット形式 |
MPEG4 AVC |
サイズ |
1,280×1,024 |
フレームレート |
29.97fps |
ビットレート |
40Mbps以下 |
音声データ |
不可 |
入稿方法 |
データ入稿 |
ポスター広告
大阪メトロニュートラムには、まど上ポスター広告を掲出できます。まど上ポスター広告は車窓の上部に掲載するタイプの広告です。
いわゆる網棚の上部に掲載されているポスター広告のことで、満員電車においても乗客に遮られることなく、目に留まらせやすい特徴があります。
まど上ポスター広告は、長期掲載を目的とした広告戦略に適しており、繰り返し消費者の目に留まらせることによるザイオンス効果が期待できます。
ザイオンス効果とは
ザイオンス効果とは単純接触効果とも言われ、繰り返し接触することで関心の度合いが徐々に高まっていき、印象に残りやすい効果のことです。
ステッカー広告
大阪メトロニュートラムでは、まどにステッカーを貼るタイプの広告も掲出できます。まどステッカー広告は消費者の目線の高さに掲載されるため、無理なく自然に目に留まらせることができます。また車外に目を向ける際にも自然と目に入る位置に広告が貼ってあるため、反復訴求効果も期待できます。
反復訴求効果とは
反復訴求効果とは繰り返し目にすることで、内容が意識に定着し記憶に残りやすい効果のことです。
車両ジャック
車両ジャックとは1車両内の全媒体をすべて自社広告で埋め尽くしてしまうプランです。「ADトレイン=広告貸切電車」とも呼ばれ、1車両内の空間すべてを買い取ってしまうという感覚です。
ポスター広告やステッカー広告、中吊り広告など車両内のどこを見ても自社広告が目に入ってくるため、広告効果は抜群です。
近年では紙媒体に加えてニュートラムビジョンなどのデジタルも加えられるため、さらに消費者に自社広告を印象付けられる効果が期待できます。
車体広告
車体広告は電車車両の外側部分に掲出できる広告プランです。車体の空きスペースにシートタイプの広告を貼る形で掲載します。
電車がホームに停車している間しか広告はしっかり見てもらえませんが、乗車するタイミングで消費者の目に飛び込ませることができるため、内容が印象に残りやすい特徴があります。
また、普段とは違う電車の外観で「何か貼ってあるぞ」と注意を引けるため、目に留めてもらいやすい効果も期待できます。
広告料金プランの種類と内容
大阪メトロ ニュートラムへの広告出稿は以下のプランがあります。
- ドア横ポスター
- まど上ポスター
- まどステッカー
- ニュートラムビジョン
ドア横ポスター
ドア横ポスターのサイズは100系、200系共にシングルB3「縦364mm×横515mm」、標準広告料金は60,000円(税抜)となります。ポスター枚数は100枚で掲出期間が1週間です。
まど上ポスター
まど上ポスターは種別がA、B、Cとあり、それぞれ以下のようになっています。ポスター枚数は全種別100枚、掲出期間は1ヶ月となります。
まど上ポスター料金とサイズ(税抜) |
||
種別 |
広告料金 |
サイズ |
A |
100,000円(100系・200系) |
100系:縦175mm×横870mm 200系:縦172mm×横780mm |
B |
100,000円(100系・200系) |
100系:縦175mm×横870mm 200系:縦172mm×横780mm |
C |
85,000円(100系) |
100系:縦175mm×横835mm |
まどステッカー
まどステッカーのサイズは100系、200系共に縦「165mm×横200mm」、標準広告料金は125,000円(税抜)となります。ステッカー枚数は100枚で掲出期間が1ヶ月です。
ニュートラムビジョン
ニュートラムビジョンのサイズは19インチ(5:4)、標準広告料金は以下のようになります。
ニュートラムビジョン広告料金(税抜)/音声なし |
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掲出期間 |
広告料金 |
放映秒数 |
編成数 |
販売数 |
1ヶ月 |
160,000円 |
30秒 |
20編成 |
8枠 |
6ヶ月 |
480,000円 |
ニュートラム広告のメリット
ニュートラム広告はいわゆる交通広告として、その効果は様々な分野で検証されています。交通広告は主に以下のメリットがあります。
- 広く届かせられる
- 繰り返しアピールができる
- ターゲット層にリーチ可能
- 信頼度を高めやすい
- 嫌悪感が抱かれづらい
広く届かせられる
ニュートラム広告は大阪メトロニュートラムを利用する多くの人の目に留まらせることができます。1日に数千〜数万人という多くの利用客に広告を見てもらえるのです。
そして交通広告という接触率が高い特徴もあることから、顕在顧客層及び潜在顧客層に対して非常に大きなリーチが期待できるのです。
このように広く顧客層に情報を届けることができるうえ、認知度が高い媒体はニュートラム広告のメリットの一つと言えるでしょう。
繰り返しアピールができる
ニュートラム広告は交通広告ですので、顧客層へ繰り返しアピールができる特徴も兼ね備えています。ニュートラムを利用する人は、大体その地域や地域周辺に住んでいる人と推察ができます。つまり地域密着の広告を掲出することで、その地域の人たちに繰り返しアピールができるのです。
また更に、観光客など地域外から来た人に対しても、地域の広告を目にしてもらうことで新規顧客の創造につながる効果も期待できます。こういったザイオンス効果や反復訴求効果が高いこともニュートラム広告のメリットです。
ターゲット層にリーチ可能
ニュートラム広告はターゲット層へ向けたリーチも可能となります。交通広告は不特定多数の人にしかリーチできないと考える人もいますが、ある程度のターゲット層は絞り込めるのです。例えば通勤や通学でニュートラムを利用する人は大概の場合、同じ時間帯の同じ路線を利用します。
つまりターゲットがサラリーマンや学生であれば、朝の通勤通学の時間帯に限定して広告掲出を行うだけでもターゲットが絞り込めるのです。こういったことができるのも、他にはないニュートラム広告のメリットと言えるのです。
信頼度を高めやすい
ニュートラム広告などの交通広告には厳しめの審査があります。広告掲出にはこういった厳しめの審査をクリアする必要があるため、信頼性の低い広告はそもそも出せません。
つまりこういった交通広告に掲出できていること自体が、消費者から見ると非常に信頼度が高いことになります。実際に鉄道各社は信頼性を担保するため、独自の基準を設けて事前調査等を行っています。
嫌悪感が抱かれづらい
ニュートラム広告を含め交通広告全般に言えることが「嫌悪感を抱かれづらい」ことです。2019年に東京都交通局の行った調査では、交通広告の接触者は非接触者に比べてブランド好感度が20%以上高いことが分かっています。
参考:東京都交通局 交通広告とブランド好感度の親和性の高さ.p6
これは中吊り広告、まど上広告、車内ビジョンなど電車内におけるすべての広告媒体において高い結果となっているのです。
つまり広告到達者の方が非広告到達者よりも、商品やサービスを購入する確率が高いことが統計として証明されたのです。
こういった嫌悪感どころか、むしろ商品やサービスに興味を抱く人の方が多い傾向となるのもニュートラム広告のメリットなのです。
まとめ
本記事では、大阪メトロ ニュートラムの車内広告について解説しました。ニュートラムではポスターやステッカーなどの通常形態の広告に加えて、デジタル形式のニュートラムビジョンも合わせて掲出ができます。
ニュートラムビジョンでは動画広告も流すことができるので、消費者によりイメージを伝えやすい利点があります。交通広告の嫌われにくい特徴を活かし、自社広告の掲出を考えてみてはいかがでしょうか。