2025年8月6日(日本時間)にGoogleが発表した Geminiの新機能「Storybook」が、テキストから10ページ構成の絵本(物語+挿絵+音声読み上げ)を同時に短時間で簡単に作れることから多くの関心を集めています。
■リリース直後の主な反応
評価ポイント
- 10ページの絵本が完成するスピード、音声読み上げまで一括生成
- スタイル指定と写真取り込みの手軽さ
→ 忙しい親・教師・制作者の時短ツールとして好意的
指摘点
- 物語としての深みやキャラクター一貫性が弱いというレビューが複数
- 児童書の完成品の代替というより、素早いプロトタイピング向きが主流の見立て
■広告業務での使いどころ
- 営業の1分紙芝居:新規提案の掴み(すべる可能性も多いにある)
- 啓発:熱中症対策、公共マナーなどを児童・保護者向けに物語化
■試作サンプル(一部を以下にて共有します)
- アニメ調:新社会人が「デジタルサイネージの広告効果」を学ぶ物語
→ デジタルサイネージの魔法の窓(Gemini Storybook)
- 華やかスタイル:若手マーケターがサイネージ基礎を学ぶ物語
→ デジタルサイネージの輝く世界(Gemini Storybook)
- 子ども向け:熱中症予防
→ ソウタくんとねっちゅうしょうのおやくそく(Gemini Storybook)
■短評(実務目線)
・絵本のタイトルに“魔法”が使われる割合が多い(プロンプト次第かもしれませんが)
・メリットは生成が速いこと、10ページで論点が整理しやすい
・表現の一貫性や物語の厚み/キャラクター継続性は現状課題
・ブランド厳格案件には不向き
子供むけに単一メッセージだとそれなりに役立ちそうですが、大人むけ絵本として仕事に活用するには現状では物足りない印象です。