大阪メトロアドエラでは、世界規模でオフラインとオンラインの行動データを保有し、企業のマーケティング支援やビックデータの解析、デジタル広告サービス等を展開するNear Intelligence, Inc.(以下Near)と提携しましたが、今回は、トルコで最も重要なメディア賞の1つ「MediaCat Felis賞」を2022年に受賞した、Nearのモバイル位置情報データを活用したキャンペーン事例を紹介します。
■キャンペーンの目的:
トルコ市場における18~44歳のターゲットオーディエンスへのDisney+認知度アップ
■課題:
・計測不能なOOH媒体の有効活用と最適化
・OOH広告を見ていないオーディエンスへのリーチ獲得
■対策:
1.OOHロケーションから半径1km以内のユーザーをターゲットにし、OOH広告を見た人のデータをクラスターから除外
2.OOH広告を見ていない人をターゲットオーディエンスにして、モバイルでターゲティング広告配信
3.デジタルキャンペーンのエンゲージメントが高い場所を特定し、これらをOOHプランニングの潜在的なロケーションとして追加
■結果:
・OOH広告を見ていない100万人以上のユニークな人々にモバイル広告を表示することで、キャンペーンの総リーチが拡大
・モバイル広告のインプレッションは合計540万、クリック数は16,800
・Disney +のブランド認知度は20ポイント向上
このキャンペーンは、Nearの技術を活用することで、OOHキャンペーンのROIを向上させた好例と言えます。Nearの技術は、OOH広告を見た人と見ていない人を区別してターゲティングできるため、より効果的な広告配信を実現できます。また、リアルタイムで測定できるため、キャンペーンのパフォーマンスを把握して最適化を図ることができます。
今後、交通広告でもNear技術を組み合わせたキャンペーンは増えていくと予想されます。
興味がございましたら、大阪メトロアドエラの運用型サイネージ広告のチームぜひご相談ください。