「The Drum」2022年アワードフェスティバルが12月5日から9日までロンドンで開催されます。「The Drum Awards」は、マーケティング・コミュニケーション業界のベストプラクティスを表彰するグローバルなプログラムで、デジタル広告、PR、B2B、ソーシャルメディア、コンテンツ、エージェンシー、OOH(Out of Home)、ソーシャルパーパス、エクスペリエンスに関する受賞者が表彰される予定です。
「The Drum」は英国Carnyx Groupのグローバルなマーケティングおよびメディア業界向け出版社です。「宣伝会議」のグローバル版と考えるとイメージしやすいかもしれません。
本社が英国のためかロンドンのショーケースが多いですが、ニューヨークやフランス、ニュージーランド、オーストラリア、シンガポール、香港などグローバルで広告会社、媒体社、広告主がアワードにノミネートされています。
「The Drum Awards」アウト・オブ・ホームのノミネート作品は11月9日に発表されました。
近年OOHは進化し、最終選考で「ベスト・ユース・オブ・デジタル」「OOHにおけるイノベーション」「最も効果的なデータ活用」「インタラクティブ」「サステナビリティ」「マルチチャネル戦略」「クロスチャネル・キャンペーン」「デジタル技術の活用」「新しいアプローチ」「プログラマティックの活用」など33カテゴリーに計145作品(カテゴリーの重複もあるため実数は100程)がノミネート作品として紹介されています。
その中から、交通広告媒体の利用シーンを数回に分けて紹介したいと思います。
先ずは「Transport」カテゴリーの2作品。
Amazon Prime Videoで配信中のファンタジーシリーズ『ホイール・オブ・タイム』の広告は、ロンドンのピカデリーサーカス、ニューヨークのタイムズスクエア、東京の“クロス新宿ビジョン”等で放映された裸眼3DのデジタルOOHクリエイティブが話題となりましたが、「Transport」でノミネートされたのは、インパクトのある交通機関のラッピング。『ホイール・オブ・タイム』のトレードマークのウロボロス(蛇の一種)を3Dアセットとして、車体ラッピングのクリエイティブにしました。
「The Drum Awards」アウト・オブ・ホームの他カテゴリー「Best Interconnected OOH Formats」「Local Campaign」「Extra Sensory/Interactive」「Small Budget」「Use of Programmatic」ノミネート作品にも、交通広告媒体の利用シーンがありますので、後日ご紹介したいと思います。
なお、Osaka Metroのラッピング広告では、大阪シティバスの車体ラッピングと地下鉄御堂筋線の車体広告があります。