70/80年代のヒット曲はDJカルチャーから再評価され、SNSやサブスクで若年層にも注目を集めていますが、米国・英国でイギリスの人気ミュージシャンがQRコードにデザインされた話題のキャンペーンを紹介します。
1987年のヒット曲「Never Gonna Give You Up」がYouTubeで12億回以上、Spotify で6億回近く再生されている、ヘアスタイルが特徴なリック・アストリーは、米CSAA Insurance Group AAA保険会社の広告キャンペーン“InsurAAAnce & Rick Astley Never Gonna Give You Up”に起用されています。
AAA 保険会社は、リック・アストリーのヒット曲「Never Gonna Give You Up」のオリジナル・ミュージックビデオに敬意を込めながら、8月から“the insurance that never gives you up!(決してあきらめない保険です!)”とコラボレーションのビデオを通じてブランディングをはかっています。
キャンペーンの認知のために、リック・アストリーの象徴的なヘアスタイルによるQR コードが米国各地の屋外広告で公開され、QRコードをスキャンすると新しいミュージックビデオが視聴でき、OOH広告を起点に特徴的なQRコードがSNSで話題になったようです。
オリジナル・ミュージックビデオと見比べるのも楽しいですね。
2019年に自伝的映画「ロケットマン」公開、1998年には音楽と慈善活動への貢献によって故エリザベス女王からナイトの称号を授与されたエルトン・ジョンは、アルバムやポスター等で認知されている象徴的な顔をLGBT-QR コードにデザインし、エルトン・ジョンのエイズ財団に寄付できるOOH広告を展開しています。
オフライン広告からオンライン情報に誘導する方法としてQRコードの採用が再び見直されているため、大阪メトログループでは、交通広告の駅デジタルサイネージへ掲載するQRコードのサイズ規制を緩和しています。
注:「QRコード」は、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。