新年度を迎え、街中のデジタルサイネージ(DOOH)を目にする機会も増えているのではないでしょうか。 以前、皆様に「運用型サイネージ(pDOOH)」のご提案をさせていただいた際、特にご質問や関心が多かったのが「インプレッション(VAC)」という指標についてです。
「Web広告のインプレッションと何が違うのか?」「なぜわざわざ複雑な計算をするのか?」といった疑問にお答えするべく、今回は交通広告におけるインプレッションの役割と、世界的な潮流について整理して解説します。前回のプランニングをより深くご理解いただくための補足としてご活用ください。
1. DOOH市場の拡大と「運用」への移行
この成長を支える要因の1つが、配信を自動化し、データに基づいて最適化を行う「運用型DOOH」へのシフトです。Grand View Research社の調査でも、世界の市場規模は2030年に向けて持続的な拡大が予想されています。
【参考資料】 ・Grand View Research「Digital Out of Home Advertising Market Size」 (https://www.grandviewresearch.com/industry-analysis/digital-out-of-home-advertising-market-report)
2. 運用型サイネージにおける「指標」と「課金」の論理
運用型サイネージというシステムを実現するためには、まず「何を単位として広告枠を販売するのか(=何に対して費用を支払うのか)」という指標を明確にする必要があります。
このプロセスは、以下のステップで成り立っています。
つまり、インプレッションという指標を明確に定義して初めて、運用型の広告取引が可能になります。 数ある指標の中で、アドエラが採用しているのが「VAC(視認調整済コンタクト)」です。
これが唯一絶対の正解というわけではありませんが、実際の視認状況(距離や角度、混雑度など)を統計的に加味することで、広告主様にとって「より実態に近い視認価値」を提供できると考え、この方式を選択しています。
3. OOH広告における3つの主な課金・取引方法
世界基準(WOOガイドライン)においては、透明性の観点からこのVACが推奨されており、日本国内でもこの流れに合わせた共通指標の策定が進んでいます。
【参考資料】 ・The World Out of Home Organization(WOO)「Global OOH Audience Measurement Guidelines(日本語版)」 (https://digital-signage.jp/wp-content/uploads/pdf/20221002_WOO-Global-OOH-Audience-Guidlines-Japanese_FINAL_Clean.pdf)
4. 前回の提案をより効果的な施策へ
最新のデータに基づいた配信シミュレーションの再作成や、ターゲット設定の微調整など、前回の内容をブラッシュアップするお手伝いをさせていただきます。ご不明な点がございましたら、ぜひお気軽にお声がけください。