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電車で目立つ!ドアステッカー広告の効果と種類

作成者: ADERA|Oct 30, 2025 8:25:42 AM

 電車で目立つ!ドアステッカー広告の効果と種類

「電車ドアステッカー広告について知りたい」
「ステッカー広告にはどういった種類があるの?」
「ステッカー広告の作成手順とは?」
今回はドアステッカー広告について解説します。

電車内はさまざまな場所にステッカー広告を設置でき、場所によって期待できる効果が異なります。そのため、場所ごとの効果を知っていれば、広告運用で効率的に成果を上げることが可能です。
本記事では、以下の内容について解説します。

  • 電車ドアステッカー広告の魅力
  • ステッカー広告の種類
  • ステッカー広告掲出の手順

ステッカー広告を作成する方に必要な情報が盛り込まれています。広告で宣伝する方は、ぜひご覧ください。

電車ドアステッカー広告の魅力

電車ドアステッカー広告は、ドアガラスやドア横に設置されているステッカー型の広告です。
以下の5つの魅力があります。

  • 乗客の目に留まりやすい位置
  • 通勤・通学者への効果的な訴求
  • ブランディングの強化に役立つ
  • 繰り返し見ることで記憶に残りやすい
  • エリアや路線によるターゲティングが可能

電車ドアステッカー広告についてしっかり把握しましょう。

乗客の目に留まりやすい位置

ドアガラスやドア横に設置されているうえに乗客の目の高さに合っているため、視認性が高いです。
電車ドアステッカー広告の広告到達率(広告を見られる割合)は50%ほどです。注目されるため、駅周辺の商業施設へ促す際に適しています。
また、外の景色を確認できない地下鉄では自然と広告に注目が集まりやすいため、さらに効果が高まる傾向があります。
ステッカー広告は視認されやすく、認知度を拡大する際に優秀です。

通勤・通学者への効果的な訴求

通勤・通学者は、基本的に毎日同じ車両に乗車します。そのため、通勤・通学者からターゲットを絞れば効果的に反復訴求することが可能です。
例えば、その路線を使って通学している学生向けにオリジナルの炭酸商品を毎日訴求すれば、好奇心がわき買ってくれるかもしれません。
マーケティングでも何度も訴求することで購入される確率が上がる「ザイオンス効果」があり、継続的に訴求できるドアステッカー広告は成約に適しています。
通勤・通学者からターゲットを絞れば効果的に商品をPRできるでしょう。

ブランディングの強化に役立つ

企業名を知ってもらうには、長期的に宣伝することが重要です。そのため、ブランディングを高めるには、広告を長期的に掲載する必要があります。
電車ドアステッカー広告は費用が安価になりやすく、長期的に掲載できるためブランディング効果を高めやすいです。
さらに、電車自体が信頼性が高いため、車内に広告を設置できれば信頼も高まるでしょう。
電車ドアステッカー広告は期間と掲載場所の面でブランディング効果を高めるのに秀でています。

繰り返し見ることで記憶に残りやすい

ステッカー広告は視界に入りやすい場所に掲載されているため、同じ視聴者に繰り返し訴求できます。
繰り返し訴求できれば購買意欲が高まるため、新しいサービスのプロモーションや重要な社会イベントの宣伝におすすめです。
以下は、実際に電車ドアステッカー広告で紹介された商品例です。

  • 書籍
  • ITツール
  • 人材募集

書籍やITツールを紹介したことで、多くの方への宣伝に成功しています。ドアステッカー広告は成約率が高い広告です。

エリアや路線によるターゲティングが可能

電車ドアステッカー広告は設置場所を手軽に選べるため、エリアや路線に合わせてターゲットに沿った宣伝ができます。
例えば、東北を始めとした寒い地域に絞り、温かい商品・衣服のPRができれば購買意欲を刺激できるでしょう。
また、鉄道好きが乗る路線で鉄道グッズの宣伝をすれば、少ない費用で多くの商品が売れるかもしれません。
設置場所を安易に選択できるため、エリアや路線に合わせて手軽にターゲティングすることが可能です。

ステッカー広告の種類

ステッカー広告はさまざまな場所に設置できる特徴があります。代表的なステッカー広告は、以下の5つです。

  • ドア付近のステッカー
  • 窓ガラスステッカー
  • 吊り下げステッカー
  • 通路スペースの床ステッカー
  • 手すりやつり革のステッカー

ひとつずつ解説します。

ドア付近のステッカー

ドアガラスやドアの横に広告を設置します。1ヶ月程度の短期プロモーションから長期のブランディングまで可能です。
ドアガラスステッカーは左右の扉で2枚設置でき、それぞれデザインを変えると効果的に訴求できます。目に入る効果が高いステッカー広告です。

窓ガラスステッカー

電車の窓ガラスに掲載されるステッカー広告です。乗車中に目に入りやすい特徴があります。スマホをいじっている方の視界に入れば、そのまま検索されるかもしれません。
乗車中の方への宣伝に適しています。

吊り下げステッカー

社内から吊り下げられているステッカー広告です。3〜4日などの短期間で掲載されやすい特徴があります。人目に付きやすく、商品やサービスの認知度を拡大するのに適しています。
比較的サイズが大きく、他の広告よりも大々的に認知度を拡大することが可能です。

通路スペースの床ステッカー

車内や駅構内の床面に設置されるステッカー広告です。
乗客が通路を歩いているタイミングで訴求できるため、他の広告とは異なる特徴を有しています。床ステッカーは1週間以上の期間で掲載できることが多いです。
改札利用者や電車で座っている人の認知に適しています。

手すりやつり革のステッカー

つり革ステッカーは、電車内に設置されたつり革の根本部分に掲示される広告です。他の媒体と異なり、特殊な形状で掲載できます。
つり革ステッカーは、1編成すべてのつり革に同じ広告を掲載できるため、ジャック感を出すことが可能です。
インパクトを与える際に手すり・つり革ステッカーは適しています。

ステッカー広告掲出の効果

ステッカー広告には多くの効果があります。代表的な効果を、以下のとおりまとめてみました。

  • 高い視認性とブランドリコール
  • オフライン広告としての信頼感
  • 製品やサービスの即効性ある訴求
  • 他メディアとの連動によるシナジー効果
  • 乗客の興味を引くデザインの重要性

それぞれ詳細に解説するため「どういった効果があるのか」把握しましょう。

高い視認性とブランドリコール

ステッカー広告は、電車内のさまざまな場所に設置されます。車内は同じ場所にとどまるため、広告を最後まで見られる可能性が高いです。
そのため視認性が高いだけでなく、連続で見られることでブランドリコールも促進させます。
視認性の高さやブランドレコールの点で優れています。

オフライン広告としての信頼感

オフライン広告は厳重な広告掲載ガイドラインの審査を通過しているため、オンライン広告と比べると、信頼性が高い点が特徴です。特に、信頼性を高めるメディア媒体が以下のとおりです。

  • 電車
  • バス
  • 新聞
  • 雑誌

上記メディアは日ごろから利用率が高く、ユーザーから信頼されています。そのため電車やバスで広告を設置できれば、掲載した企業のブランド力や信頼性が高まります。
電車にステッカー広告を掲載すると、企業のイメージも向上する効果があるのです。

製品やサービスの即効性ある訴求

電車内は乗客の行動が制限されるため、広告が長く見られる傾向があります。そのため、宣伝が最後まで読まれやすく、広告から商品やサービスが買われやすくなります。
特に駅近隣の施設を紹介すると、電車から降りた際にそのまま気になったお店へ訪れることもあるかもしれません。
売上につなげたい場合や、駅付近の施設を紹介するようにしましょう。

他メディアとの連動によるシナジー効果

電車内にはさまざまな広告があります。車内の多くの広告を活用して、一気に宣伝できれば、乗客にインパクトを与えられるでしょう。
例えば、中吊りポスターで商品のイメージを伝え、窓上ステッカーで商品の詳細を解説したとします。中吊りポスターは見られやすいため商品が認知され、長時間見られやすい窓口ポスターで詳細を解説すれば、商品について効果的にPRすることが可能です。
SNSで拡散すれば、電車の信頼性の高さから多くの方に好感を持ってもらえるでしょう。
ステッカー広告は単体で出稿するメリットがあるだけでなく、他メディアと連動することで、さらに大きな効果が期待できます。

乗客の興味を引くデザインの重要性

以下は、広告ごとの推定到達率(広告が見られている予想割合)を示しています。

広告

推定到達率

中吊り広告

42%

窓上広告

47%

ドア横広告

48%

ステッカー広告

44%

車内ビジョン広告

41%

参照元:東京都交通局|交通広告の広告効果について

上記の結果によると、高くても広告が見られる確率は50%程度です。そのため、乗客の興味を引くデザインを施し、認知される確率を1%でも上げることが大切です。
赤を始めとした明るい色を使う・インパクトのある短文で一気に引き込むなどの対策を施しましょう。

ステッカー広告掲出の手順

ステッカー広告の魅力について知り「実際に掲載したい」と思う方も多いでしょう。ステッカー広告の具体的な掲載手順は、以下のとおりです。

  • 広告スペース選定のポイント
  • クリエイティブ制作の流れ
  • 掲出期間とコストの考慮
  • 掲出申請と必要な手続き
  • 効果測定とフィードバックの方法

順番に解説するため、掲示する際の参考にしてください。

広告スペース選定のポイント

まずは、広告をどこに掲載するのか決めましょう。目的ごとの掲載場所の目安は、以下のとおりです。

目的

広告

認知度拡大

・中吊り広告
・ステッカー広告

商品・サービスの成約

・窓上広告
・ドア横広告
・窓ガラス広告
・ステッカー広告

 

次に掲載する広告サイズに応じて、適切な広告を選びます。
20cm以下の広告を設置する場合は、ステッカー広告を選択すると、設置スペースとマッチしやすいためおすすめです。
場所ごとにスペースが制限されているため、スペースに掲載できる広告を選択しましょう。

クリエイティブ制作の流れ

実際に掲載する広告を作成します。例としてステッカー広告作成の流れは、以下のステップです。

  • デザインを決める
  • サイズを設定する
  • 印刷会社を決める
  • 注文する
  • 印刷する

印刷会社に依頼する前に、デザインをある程度決めておくとスピーディに掲示できます。
上記の手順を意識すれば、クオリティの高い広告をスムーズに作れるため、参考にしてみてください。

掲出期間とコストの考慮

掲載期間とコストを計算すれば、予算に合わせた期間を選択できます。例えば、広告を半年掲載する必要がある場合、予算が足りれば予定通り半年掲載することが可能です。
しかし4ヶ月分しか予算がない場合、1ヶ月あたりの掲載枚数を減らしたり、目標を変更したりなどの調整ができます。
掲載期間とコストを求めれば、会社状況に合わせた宣伝をすることが可能です。

掲出申請と必要な手続き

交通機関ごとに、広告宣伝を取り扱う代理店が決められています。電車ステッカー広告を掲載するには、代理店に相談する必要があります。広告掲載手順は、以下のとおりです。

  • 指定代理店への問い合わせ
  • 相談
  • 契約
  • 掲載

掲載するまでに1〜2ヶ月程度かかるため、時間に余裕を持って申請しましょう。直接交通機関に申し込んでも掲載できないため、注意が必要です。

効果測定とフィードバックの方法

広告を掲載したら、効果を高めるためにフィードバックを実施します。フィードバックは自分でアンケートを取る方法などがありますが、専用ツールで分析したりマーケティング会社に依頼したりすると、正確に算出できるためおすすめです。
また、ツールの導入・会社による代行は自分の分析時間が減り、デザイン作成といったクリエイティブ分野に注力できます。
フィードバックを計測し広告効果を上げる際は、専門ツールや会社に依頼するのがおすすめです。


成功事例から学ぶステッカー広告

実際のステッカー広告の成功事例を見てみましょう。今回紹介する成功事例は、以下の5つです。

  • 新商品の販売促進事例
  • 地域イベントの告知に活用した例
  • ブランドのイメージアップへの貢献例
  • 交通機関とのタイアップ事例
  • ターゲット層の拡大に成功した事例

ひとつずつ解説します。

新商品の販売促進事例

ある会社はステッカー広告でITツールの宣伝を実施しました。ITツールを開発しても、昨年度全く利用されなかったためです。
10両のドアガラスに1ヶ月間掲載したところ、ITツールの申込件数が宣伝月だけで12件増えました。
商品の魅力やセールスライティングを施した文章を記載したため、販売促進できた成功事例です。

地域イベントの告知に活用した例

市町村と提携している企業が、その地域のイベントをステッカー広告で宣伝しました。内容は、春のお餅つきとお餅の配布イベントです。
多くの乗客の目に触れてほしいため、中吊り広告で大々的に宣伝したところ、参加数が前年比と比べて1.3倍程度に増えています。
ステッカー広告により地域イベントの参加数が増えた例です。

ブランドのイメージアップへの貢献例

アパレル会社である企業Aは、電車内のほとんどの広告に、企業宣伝のステッカーを設置しました。
ジャック感を出し、ブランド力を高めることが狙いです。企業Aは若者ファッションを専門的に取り扱っており、宣伝が若年層に刺さり多く購入されるようになりました。
車内をジャックしたことで、企業のブランド力が上がり、商品が購入された例です。

交通機関とのタイアップ事例

アニメを制作している会社は、交通機関とコラボし電車内をアニメ広告でジャックしました。その結果、電車利用者数が通常の3倍に上昇しました。
アニメグッズの売上も急増した実績を誇ります。アニメの宣伝ができたうえに、交通機関の利用者も増え、お互いにメリットがあって成功事例です。

ターゲット層の拡大に成功した事例

食品会社Bは、普段高齢者に向けた健康食品を販売しています。しかし、ターゲットが限られるうえに売上向上が難しいため、若年層にもリーチするようにしました。
具体的には、ステッカー広告で若者受けがよい炭酸飲料を宣伝したのです。その結果、若者からも商品が買われ、今後高齢者と若年層の両方から売上が上がる見込みです。


ステッカー広告のデザインポイント

広告効果を最大化するには、視聴者に刺さるデザインで作成する必要があります。視聴者に効果的に訴求できるデザインを作成するために、以下の点を意識しましょう。

  • 視覚的インパクトを最大化するデザイン
  • 文字情報の工夫で印象を残す
  • 色彩心理を活かした誘目性向上
  • QRコードの活用による情報誘導
  • シンプルかつ効果的なレイアウト

それぞれ詳細に解説します。

視覚的インパクトを最大化するデザイン

広告は見られない恐れがあるため、視覚的インパクトを施し注目を集める対策が重要です。
インパクトを残せる手法として、以下のものがあります。

  • 背景と文字の色を対照的にする
  • テキストと画像を組み合わせる
  • キャッチコピーやロゴを立体的にする

特にテキストと画像を組み合わせると視聴者が疲れることなく、内容が頭に入るためおすすめです。
ステッカー広告を作成する際は、乗客が思わず見てしまうデザインを意識しましょう。

文字情報の工夫で印象を残す

広告の宣伝効果を上げるために、文章は大切です。そのため、記憶に残りやすい・購買意欲を指摘する文章を意識する必要があります。
以下の対策を施すと、広告を発見した乗客は続きが気になり閲覧するため、おすすめです。

  • 問いかけをする
  • 具体的な数字を入れる
  • 結論を先に入れる

例えば「3週間で10kg痩せた方法が気になりませんか」と問い掛けすれば、自分の体型が気になるユーザーに見られやすいです。
また「1ヶ月で偏差値を10上げた勉強方法」と具体的な数字を記載すれば、受験生が気になるでしょう。
上記の3つを意識すると、文章でも見られる広告を作成できます。

色彩心理を活かした誘目性向上

誘目性とは「注意を向けられていない状態での対象物の発見されやすさ」のことです。誘目性が高い広告ほど、人混みの中でも認知されやすくなります。
赤とオレンジ色は誘目性が高く、広告に取り入れると発見されやすくなるため、進んで取り入れてみましょう。
以下は、色相環と呼ばれる色の関係性を示す画像ですが、対極の色同士を組み合わせると全体で目立つ広告になります。

QRコードの活用による情報誘導

QRコードを活用すると、ページへの問い合わせ数が1.5倍になったデータがあります。
今までは気になる広告があると、電話番号やメールアドレスを入力していましたが、手間がかかるため、途中で問い合わせを止める人が続出していたのが現状です。
しかし、QRコードを掲載していれば、読み込むだけで問い合わせページへ到達できます。電話番号やメールアドレスと比べて機会損失を防ぐことが可能です。
広告効果を高めるために、QRコードの設置を忘れないようにしましょう。

シンプルかつ効果的なレイアウト

文字が多い・余白が少ないデザインは情報量が多く視聴者を疲れさせてしまいます。そのため、シンプルかつ効果的なレイアウトのデザインにすることが大切です。
以下の3つを意識すると、シンプルなデザインで広告を作成できます。

  • 色を3色にする
  • 余白を入れる
  • 一般的なフォントを使う

最低でも、上下左右に1〜1.5cm程度の余白を設けるとデザインが渋滞せず、見やすくなります。
また、広告フォントもゴシック体やサンセリフ体にすると、太い文字ではっきりと情報を伝えられるためおすすめです。
広告デザインを考える際に、シンプルかつ簡潔なレイアウトにすることを意識しましょう。

まとめ

電車ドアステッカーは認知度拡大に利用できるのはもちろん、設置場所によっては成約率の向上も見込めます。ステッカーサイズが小さいため、費用も高額ではありません。
そのため、ステッカー広告をうまく利用できれば商品・サービスのPRに大きく貢献するでしょう。
本記事を読んで、ステッカー広告を作成してみてください。