今回は、生成AIとファッションデザインが融合した、プロジェクトについてご紹介します!
大阪モード学園と大阪メトロアドエラのコラボレーションで生まれた、このプロジェクトは、生成AIの力でファッションデザインがどれほど進化するのかを体感することができる、未来の広告クリエイティブと言えるでしょう。「生成AI」と「ファッションデザイン」が融合し、新しい広告の形をOsaka Metroのデジタルサイネージで披露しています。
このプロジェクトは、大阪モード学園の才能溢れる学生たちと協力して、『日本文化』をテーマにしたファッションデザインコンテストから選出された「Osaka Metro ADERA賞」受賞作品を、生成AIの技術を用いて、縦型デジタルサイネージ向けのクリエイティブに昇華させました。
そのプロセスは、生成AIでテーマとなる『天照大神』『達磨』『百鬼夜行』の背景を制作し、実際にファッションショーで撮影された写真と合成。さらに、ChatGPTも活用し、600枚以上の生成AIによる画像から20名の学生たちが20枚を選び、最終的に動画クリエイティブを完成させました。そしてそれが、Osaka Metroのデジタルサイネージで新しい広告コンテンツとして放映されています。
プロジェクトの成果物である3つの動画は、それぞれ異なるテーマ背景『天照大神』『達磨』『百鬼夜行』を元に制作され、AI技術を駆使して、ファッションデザインと融合しています。
《AIによって生成された『天照大神』テーマの動画クリップと画像》
《AIによって生成された『達磨』テーマの動画クリップと画像》
《AIによって生成された『百鬼夜行』テーマの動画クリップと画像》
▼プログラマティックDOOHの活用
これらの動画は「プログラマティックDOOH(デジタル・アウト・オブ・ホーム)」という広告配信技術を利用して、ターゲットに合わせた配信が行われています。これにより、従来ターゲティングが難しいとされていた交通広告でも、Z世代を主要ターゲットに、時間帯によって3種類のクリエイティブが異なる方法で表示され、効果的・効率的なリーチが可能となっています。
AIとファッションデザインの融合により、次世代広告クリエイティブがどのようなものになるのか。このプロジェクトを通じて、その一端を垣間見ることができました。もちろん、これは始まりに過ぎません。AIの進化とともに、広告もまた新しい形を持ち始めています。その変化と進化を楽しみながら、新しい広告の可能性を追求していきましょう!
この革新的なプロジェクトやデジタルサイネージ広告の効果的な活用方法について、もっと詳しく知りたい方は、大阪メトロアドエラまでお気軽にお問い合わせください。