グローバルマーケットでのメディアエージェンシーであるGroupMが6月に発表した「This Year Next Year Global Mid-Year Forecast」によると、グローバル広告費は2023年に5.9%増の8745億ドルに達し、デジタルOOHが26.1%増、コネクテッドTVが13.2%増、リテールメディアが9.9%増と最も成長しているチャネルとなっています。
GroupMのレポートによると、デジタル広告は、全体の68.8%を占めますが、2023年の成長率は8.4%と市場が成熟していることを示しています。一方、アナログOOHとデジタルOOHの合計であるOOH広告は、2023年に12.7%成長すると予想されており、特にデジタルOOHは2023年に26.1%成長し、OOH全体の37.2%を占める見通しです。
また、レポートによると、生成AIはグローバル広告に大きな影響を与えることが予測されています。GroupMによれば、2023年末までにグローバル広告の半分以上が生成AIによって情報が提供され、2028年までには広告の2/3以上が生成AIによって作られると予想されています。
国別広告費では、トップのアメリカの成長率は2023年に5.1%で、広告費は3225億ドルに達し、2024年にはさらに5%増加すると予想されています。2位の中国は2023年に成長率7.9%で1506億ドル、2024年は6.4%増、3位の日本は2023年に成長率4.8%で526億ドル、2024年は3.2%増と予想されています。