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The Drum Awards for Out of Home ノミネート作品から交通広告媒体の利用シーンを紹介(2)

作成者: 荒井孝文|Nov 18, 2022 7:00:00 AM

「The Drum Awards」アウト・オブ・ホームのノミネート作品から、デンマークのフィンテック企業Pleoがロンドンの交通広告媒体を中心に行ったキャンペーンを紹介します。

2021年の小規模なOOHキャンペーンの成功に続き、20226月から夏までロンドン市内で行った「Pleo it」キャンペーンが、「Classic Poster and Banners」と「Local Campaign」のカテゴリーにノミネートされました。

Pleoは、面倒な経費関連の管理業務に多くの時間を費やしているCFOや財務担当というB2B企業が顧客となるため、仕事でロンドン市内を移動するオーディエンスに語りかけるクリエイティブを、ロンドンの地下鉄駅構内/エスカレーター、バスの側面、主要幹線道路沿いなどのOOHに広告掲出しました。

B2Bのフィンテック関連の広告は似たような印象のクリエイティブが多いという調査結果から、Pleoはイラストを中心としたユーモアのある9種類の広告をPleo社内で考えたようです。

Pleoのブログでキャンペーンの背景や狙いなどが紹介されています。

競争が激化するフィンテック分野において、他社と一線を画す、経費精算を簡単に、紙を減らす、関係者全員にとって楽しいものにする、良い方法があることを紹介するキャンペーンは、社内チームを活用するしかないと考えたそうです。

今のPleoというブランドにとっては、派手な超大型OOH媒体やクリエイティブよりも、街中を広く使って、人々が通勤しているところに出くわす方がより大きな効果が得られると考え、ロンドン地下鉄(エスカレーターパネル、プラットフォームシート)、デジタルフォーマット、バスなど組み合わせて実施したみたいです。

また、コロナの影響で、人々は屋外での体験や対話できる広告を求めていると考え、画面上だけでなく、街行く人の目を釘付けにしたいと考えたようです。
Osaka Metroは通勤利用者も多く、さらにプログラマティックDOOHでは平日の朝夕に配信するビジネス層ターゲットメニューもあります。B2B企業のマーケティングにご活用ください。