今回は、先日開催されたウェビナーのレポートをお届けします。ExchangeWire JAPAN様のモデレートのもと、株式会社LIVE BOARD様と弊社の宮本が登壇したセッションの模様をダイジェストでご紹介します。
1. DOOH取引をアップデートする「ヘルシー化」という概念
本ウェビナーのメインテーマとなったのが、プログラマティックDOOH取引における「ヘルシー化」です。これは一言で言えば「デジタル広告と同じような配信ができる環境作り」を指します。
お肉が野菜になった、というようことではなく、買い付けの時間が1時間のように長かったものから、分単位のロールごとに買い付けられるようになるなど、よりリアルタイムに近く、より無駄なく広告配信ができるようになったことをヘルシー化と呼んでいます。
OOH広告は配信の仕組みが特殊であったため、デジタル広告のバイヤーからすると理解や営業が難しいという課題がありました。このハードルを下げ、バイヤーが戸惑うことなく健全な媒体として買い付けできる環境を整えることが、市場拡大において不可欠であると強調されました。
2. デジタル広告に近づく柔軟なプランニング
具体的に「ヘルシー化」が進むことで、配信環境はバイヤーにとって大きく改善されます。これまではアドリクエストの頻度が1時間に1回などに固定化されており、「プログラマティックというより純広告に近い」と指摘されることもありました。しかし、ヘルシー化によってアドリクエストが「高頻度化」し、1アドリクエスト=1放映が推進されることで、ウェブ広告と同様に細分化された在庫が安定供給されるようになります。これにより、必要なタイミングで柔軟にDOOHをキャンペーン設計に組み込める「買いたい時に買える」媒体へと進化しています。
3. 「3つの商流」による多様なニーズへの対応
当社アドエラにおける実践例として、純広告、SSP商流、そしてアドサーバ商流の「3つの商流」を組み合わせて展開している点も紹介されました。当社は2022年にLIVE BOARDマーケットプレイスへの接続(SSP商流)を開始し、2024年からは自社主導のアドサーバ商流の提供も開始しています。ネットワーク媒体ならではの「エリア網羅性」と「連携枠の安定供給」を活かし、プログラマティック配信に適した運用を行うことで、多様化する広告主のニーズにきめ細かく応えています。
4. 信頼されるプラットフォームを目指して
このような柔軟な配信環境の構築は、バイヤー側だけでなく媒体社側にも、限られた在庫の有効活用や新たな収益機会の創出といったメリットをもたらします。
セッションの終盤では、これらの「ヘルシー化」の取り組みを通じて、国内外の広告主から「使いやすく、信頼できるプラットフォーム」として評価を獲得していく重要性が語られました。ADERAは今後もパートナー企業様と連携し、交通広告をより価値あるメディアへとアップデートしてまいります。